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- 今日は、folk enoughのLIVE albumの発売日
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2011.03.31 ThursdayPlay for Japan vol.7〜vol.10の最終作成に入った。各アルバムのディレクター達は、今徹夜で頑張っている。俺は、明日の朝のデータのやりとりのために、仮眠をとる事にする。今回も、気持ちのこもったとても大切な音源達がやって来た。今夜選曲。明日マスタリング。明後日発売。これが今俺等ができる事だから、精一杯やろう。一日でも早い発売を目指して。地震以後と以前で、考え方が大きく変わった。こんなに一日一日を大事に考えることはなかった。一日でも早く発売出来たら、次又出来る事を思いつくかもしれないから。今日は、folk enoughのLIVE albumの発売日でもある。彼らの、東京初のワンマン・ライブの記録『One man show -DISCO TAPE-2011.01.23』。1月23日に下北沢THREEにて行われた、folk enoughのワンマン・ライヴ『folk enough one man show -DISCO TAPE-』の模様を、高音質のDSDとHQD(24bit/48kHzのWAV)の完全版で配信するのだ。しかもLIVEの模様を収めた、デジタル・フォト・ブックレット付き。ジャム・バンドのように、どんどんライブ版を出していくことに配信の可能性を感じている。お客さんにとっては、曲が一緒であっても、微妙なニュアンスの違いに、さもライブ会場にいるように一喜一憂出来るはず。DCPRGなんかは、既に配信を使ってそのことを実践している。シングルをきって、アルバムを出してって時代は、もう古い。その流れの中に、ライブの面白みも盛り込まなければいけない。配信ならそれが出来るんだ。このライブ版は、10年選手ならではの、ライブの凄みとエネルギーとスリルが詰まっている。毎回同じアレンジを行わないfolk enoughならではの、最高にオルタナティブな音源をまじで堪能してください。最高傑作です!販売形式 : DSD+mp3 / HQD(24bit/48kHzのWAV)価格 : DSD+mp3 / 1500円HQD / 1500円曲目:1. Helloonanie / 2. Bach / 3. Folk in N.Y.C. / 4. Rock'n Roll Sunday / 5. New Lithm / 6. Banana / 7. Elocity / 8. Swingoutman / 9. A.Y. / 10. Mr.Bigman / 11. Mario / 12. Oh!Shine! / 13. Bomb AheadAC14. LOVE TRAIN-ac- / 15. mamashit-ac-【Member】SHUICHI INOUETAKESHI SHIBATAKAORI SATORecorded by Kentaro Takahashi at Shimokitazawa THREE (2011.1.23)Mixed & Mastered by Kentaro Takahashi at DONI DONI StudioPhoto by Wataru SasakiProduced by JUNK Lab Records & OTOTOY
- Play for Japan vol.7〜vol.10を作るにあたって
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2011.03.30 Wednesdayあの大地震・大津波から日がたち、各地の状況があきらかになっていくにつれ、より一層被害がいかに大きかったかがわかり、本当に胸が痛みます。私たちは、被災地へ何か支援ができないかと考え、3月17日に東日本大地震救済支援コンピレーション・アルバム『Play for Japanvol.1-vol.6』を発売しました。 たくさんのメディアの協力も得られ、多くの方に購入していただくことができました。ありがとうございました。この『Play for Japan』に集まった暖かい志の火を消してはいけないと考えていたところ、多くのアーティストから、次回作を考えるのであれば参加させてほしいという言葉をいただきました。特に今作に楽曲提供をしてくれたSOUL FLOWER UNION中川敬氏の阪神淡路大震災の経験に基づいた「被災地への援助は、ずっと続く」の言葉に、大きく背中を押されました。そこで、私たちは『Play for Japan』の続編を作ります。大震災から2週間経って、今アーティストが心を込めて伝えたい1曲を、新録、新曲、未発表曲等、既発曲以外という条件で提供していただきました。今回も、販売に当たっては、クレジット決済手数料約5%と、著作権管理事業者に登録している楽曲に関しては著作権料約7.7%を除いた全ての売り上げを、東日本大地震の義援金として、日本赤十字社を通じて寄付致します。今私たちにできることは、日常を取り戻す作業と被災地を応援する作業。どちらかに偏るのではなく、どちらも平行して進めなくてはいけません。被災地の復興には、まだまだ長い時間が必要です。息の長い支援をしていきたいと思っています。『Play for Japan vol.7〜vol.10』。4月1日発売です。私たちの気持ちが、少しでも被災地に届きますように。そして、聞いてくださった皆さんが、この音楽を楽しんでくださいますように。飯田仁一郎(OTOTOY / Limited Express (has gone?) / BOROFESTA)■タイトル : Play for Japan vol.7〜vol.10■発売日 : 2011年4月1日(金)17:00-■販売音楽配信サイトOTOTOY■価格各1000円 / 1アルバム4000円 / 4アルバムまとめ購入■ファイル形式mp3(256kbps)■内容新録、新曲、未発表曲等■販売期間2011年4月1日(金)〜2011年6月30日(木)■義援金著作権管理事業者に未登録の楽曲95% 義援金 / 約5% クレジット決済手数料著作権管理事業者に登録済の楽曲87.3% 義援金 / 7.7% 著作権使用料 / 5% クレジット決済手数料■義援金送付先日本赤十字社を通じて被災地へ。
- 我思う
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2011.03.29 Tuesdayプルトニウムが検出された。「最悪の時はどうなるんだ?」って話をした。全く前の見えない状況。それでも迫ってくる都知事選。Twitterで、正しいと思うTweetを選んで見る。つまり、都合の悪いTweetは、無意識のうちに読み飛ばしているかもしれない。張りつめた神経に、体調を崩す人も出てきた。「もう少し情報が明確に伝われば。」「もっと情報が公開されれば!」なんて思うが、「もしかしたら、誰も何も分からない状況なんじゃないだろうか?」って思っている。そういえば、未来なんてもともとそんなもんだ。『Play for Japan』を作った。『Play for Japan』のVol.7〜Vol.10も作る事にした。祈るだけでは駄目だと思っている。演奏しなければ、考えなければ、心配しなければ、見なければ、しなければならないと思う。そして、Vol.10が出来上がったら、次できることをしようと思う。もっとリアルに、もっと明快に、今回の事を捉えるために。今は、夢ではなく、現実なのだ。こんなあたり前の事が、一瞬分からなくなるのだ。
- 『Play for Japan』の会議後MARKを見に行く三軒茶屋へ。
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2011.03.28 Monday本日、震災以降はじめて、しっかり睡眠が取れた。東京での余震は少しずつ減ってきて、街にも活気が出てきた。とは言え、夜になると人は少ないし、電気も弱い。東北地方太平洋地震救済コンピ『Play for Japan』のvol.7以降を作成する事に決めた。今日はその会議。多くのライターや写真家の皆が集まってくれて、前回と同じように、アーティストをアルバムごとにわけていく。前回程鬼気迫っていないけど、前回と同じようにエネルギーがある。「今やれる事。」流行語のようになってしまったこの言葉。今やれる事が見つかっている我々は、幸せなのかもしれないな。会議後は、MARKと言う、不思議な不思議なアーティストを三軒茶屋に見に行く。まだTSUTAYA時代に、もの凄いへんてこな紙ジャケで登場して、激ローファイな、へんてこポップを聴かせたものだから、驚愕して大ファンになってしまった。夢かなって、遂に見ることが出来た。最近見たジャド・フェアよりも、更に愛らしくて、へんてこだった。一度音が外れたら、もう戻ってこないし、淡々と喋るMCは、狂気のよう。いやはや、もの凄い。THIS IS TOKYO UNDERGROUND!!!NEW ALBUMが、もうすぐ発売するのでお楽しみに。OTOTOYでも売ります!そしてインタビューまでするのさ!MARKは、震災が来ても来なくても、このまま演奏し続けるだろう。その強さが、彼女にはあって、それが嬉しかったな。
- 日常を取り戻せ!
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2011.03.27 Sunday今日は、お昼間にフリー・スロウのインタビュー。震災の影響で中止になったスタジオコーストでのイベント。これを成功させるために、何ヶ月も頑張ってきた、彼らの大きな夢。でも全くめげずに、「再スタートです」とどうどうと言ってくれた。そして、僕等はDJしか出来ないから、DJをする!と、クラブ・カルチャーの復興を誓ってくれた。地震後多くの人にインタビューをしている。もちろん音源発売のためのインタビューだが、どうしても震災の話になる。そして皆が、震災があって大きく考え方が変わったと言う。少しずつ、皆が自分自身の答えを見つけ、動き出している。復興するしかない。いや、復興しよう。全精力を懸けて。日本が、この窮地を乗り越えることが出来た時、俺たちの子どもたちがハッピーになる。そんな事ばかり考えているので、やはり気合いが入り過ぎてしまった今日のライブ@2万電圧。わかっていたから出来るだけ平常心でいこうと思っていたのに、やっぱり伝えたい事が多すぎて、混乱しまくった。さすがに凹んだな。自分の出来る事は音楽しかない。「だから音楽で!」って気持ちが、どんどん膨らんでいって、等身大の自分を見失っていたのかも。周りでも幾人かが言っている。「僕の復興は、でかいチャリティー ・イベントをするのでも、沢山の募金をするのでもなく、一刻も早く通常に戻る事」超大事な考え方。被災地のことを考えた動きと、一刻も早く通常に戻る動き。これからは、どちらも平行して進めないといけない。とても大変だけど、こんな状況だから、どちらもやらなくちゃいけない。さぁ、明日は、「PLAY FOR JAPAN vol.7〜」の打ち合わせ。やるぞ。だから今日は、もう、全部ほっぽり出して寝る!
- 『40分』
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2011.03.26 SaturdayMOROHA×OTOTOYのイベントは、カウンター・カルチャーでした。20代前半のMOROHAとOTOTOYの和田がひらくHIP HOPにパンクが混ざったイベントは、まだまだ改良はあるものの、全く見た時のないもの。15年以上、箱通いしている俺が言うのだから、それなりにあっていると思う。バンドもラッパーも40分の演奏を行う『40分』というイベント。ショー・ケースの要素もあるのに、HIP HOP独特のパーティー感も持ち合わせている。このイベント、たぶん4回すると、凄いことになる。出演者のライブに対する意識と、それに実力がともなっている事が、大きな刺激となった。そしてMOROHAをメディアに関わる人間として、売りたいと思った。彼らは、実力と真っすぐな意識があるからこそ、OTOTOYと言うメディアが必要だ。早いもの好きが大騒ぎして売れるバンドではないだろう。でもロッキンオンとかが大騒ぎして、普通の音楽好きが見にいって、惹き込まれて、最後はノックアウトされる。そんなすげー奴らだった。リミエキも初心忘れたらいかん。俺たちも真っすぐ、しっかり前を向いている。今日のライブを、奴らに負けないように、最高のもんにしてやろう。
- LIVE LIVE LIVE
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2011.03.25 Fridayさぁさぁ、イベントが2日続きます。金曜日は、OTOTOYのイベント。ラッパーがクラブで演奏する時の持ち時間はたった10分だそう...MOROHAというバンド・シーンでも活躍するヒップホップ・ユニットが、そのバンド・シーンの経験を元に、「ラッパーにも40分演奏させてくれ!」と叫んで企画した本イベント。その名も、『40分』!そのままwwwでもその情熱は、彼の文章から嫌という程伝わってくる。そしてよんだのは、ドープなDINARY DELTA FORCEとRAU DEF。そしてパンクのthe mornings。一番ポップなのがMOROHA。さぁどうなる?楽しみでならない。『40分』3月25日@新宿MARZエントランス : 2000円(1D付き)OPEN : 0:00 LIVE START : 0:30CLOSE : 5:00act:MOROHADINARY DELTA FORCEthe morningsRAU DEFそして、土曜日はLimited Express (has gone?)のライブ。アメリカから来るはずだったmikki & the mausesは残念ながらキャンセルだけど、パワフルなメンツ。デラシネとやれるってだけで、やっぱりテンション上がりますな。そして、新作を出したばかりのv/acationが、実は一番楽しみだったりするのです。はちきれんばかりに楽しみましょう。デラシネ presents"MISTAKE SHOW Vol.21"2010.03.26(Sat)@東高円寺二万電圧OPEN / START 18:00 / 18:30adv / ¥1500 door / ¥1800LIVEデラシネbossston cruizing maniaPASTA FASTALimited Express (has gone?)v/acation予約は、jin-iida(@)sj8.so-net.ne.jpに。
- リアル脱出ゲーム vol.8『あるドームからの脱出』4月公演開催中止のお知らせ
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2011.03.24 Thursday遂に発表してしまった。『リアル脱出ゲーム vol.8『あるドームからの脱出』4月公演開催中止のお知らせ』を。そうなんです。ずっと検討していたけれど、4月公演は、やはり難しかった。ごめんなさい...。とても悔しいけれど、でも絶対に悲しい思いをさせた人を、もっと楽しまそうって考えているから、何とか気持ちを保っている。しかしこんな状況下での、スポーツやエンタメ、コンサート、ライブ等の開催の有無はとてもとても難しい。経営と安全と世論と歓喜と失望と怒り...。考えても考えても正しい方法はわからない。だから全力で開催する方向で進めて、決断するタイミングで状況が良くなっている事を願っている。今回は、決断するタイミングでは、「まだやれる!」という判断は、どうしても出来なかったって事だ。5月公演。まだ希望の光はある。この公演を最高のものにするために、我々は動く。どんな結末になろうとも。それが、今我々に出来る事だ!もし開催出来たら、もうめちゃくちゃ楽しんで帰ってくださいね。楽しんでいる笑顔を見るだけで、俺は泣いちゃうかもしれないな!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大地震、大津波、そして原子力発電所の事故、この未曾有の災害により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。この度、東日本大震災の影響をうけ、公共交通機関の運行が不安定な事、余震が続いているなどの事態を踏まえ、東京リアル脱出ゲーム vol.8『あるドームからの脱出』の下記日程の開催中止を決定いたしました。2011年4月12日(火) 19:30-2011年4月13日(水) 19:30-2011年4月14日(木) 19:30-2011年4月18日(月) 19:30-2011年4月19日(火) 19:30-2011年4月20日(水) 19:30-2011年4月21日(木) 19:30-公演を楽しみにお待ちいただいたお客様には、誠に申し訳ありません。深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。振替公演の日時、およびチケットの払い戻し方法は、公演内容の変更も含めてSCRAP、東京ドーム、オフィスバーンで検討しております。詳細は、4月2日(土)にお知らせ致します。お手数をおかけしますが、もう少々お待ちください。尚、5月の公演に関しては、現在状況を見据えながら、実施に向けて検討しております。SCRAP、東京ドーム、オフィスバーン
- 世の中が動き出したぞ!
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2011.03.23 Wednesday地震から11日目。少なくとも俺の周りは、大きく活発に動き出した。ototoyでは、坂本龍一と5人のゲスト・アーティストのセッション(大友良英、大谷能生、菊地成孔、ASA-CHANG、やくしまるえつこ)をリリース。これが超絶に凄い。「アトムの足音が聞こえる」で描かれていた大野松雄の世界だった。世界最高峰のミュージシャンというより、サウンド・デザイナーの交信。そんな感じだった。リスニングとして、セッションはあまり好きではないんだけれど、これは至高の産物で、聞いてて飽きない。是非、耳を澄ませて聞いてみてくださいな。SCRAPでは、東京ドーム公演の諸々の作業。野球の開催云々の話題の中心は、東京ドーム。もちろん、SCRAPの脱出ゲームもなかなか簡単ではない。それでもちゃんとチームのメンバーが合意した落としどころを見つけて、足並みを揃えていく。良いメンバーに巡り会えたもんだな。セリーグに一番足らない部分は、やっぱりそこだよな... と。独裁的なバンドも、会社も好かん。最初は良いなぁと思っても、結局長持ちしない。メンバーの個性が化学変化するバンドの方が、ずっと好きでいられる。セリーグの叩かれっぷりは、その独裁が丸見えになってしまったからだろう。仕方がないね。さぁ、余震もまだまだ収まらないけれど、動き出さなくちゃ。世の中が動き出したぞ!
- 「アトムの足音が聞こえる」を見た。
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2011.03.21 Monday5月中旬に公開予定の映画「アトムの足音が聞こえる」を見た。鉄腕アトムの音響を担当した''伝説''の音響デザイナー大野松雄さんのドキュメント。「ototoyで何かしてくれないか?」ってことでお話をもらったのですが、「もう絶対しますよ! これを扱わないで、音楽サイトなんてやってられません。」監督は、菊池成孔や相対性理論のPVを手掛ける富永昌敬。音響効果にパードン木村、ナレーターに野宮真貴を迎え、''この世ならざる音''を探し求める大野松雄に迫るこの映画。とっても親切に出来ていて、音楽好き以外でも、ちゃんと楽しめる内容になっている。レイハラカミやOpen Reel Ensemble等の演奏も混じってくるので、その辺りは、音楽好きが見たら、興奮が止まらないだろうな。この映画が公開されたら、日本のエレクトロは、また盛り上がってくると思う。普段意識していない映画やアニメの音響。この映画を見ると、画面から流れる音の捉え方が一気に変わります。オススメ。5月中旬からユーロスペース等にて。その後は、ニーハオ!のイベントへ。急遽P-VINEからリリース予定のTADZIOも参戦してくれた。やっぱり、現場で鳴る音楽は良いですね。音楽に集中出来るし、音楽を浴びれるし、なにより人と会えて楽しい。とても健全だと思った。このまま自粛モードが続けば、多くのライブハウスが、潰れてしまう。それは、経済の停滞を生んじゃう。電力を絞って公演は出来るだろうし、人と会って笑ったり、音楽を聞いてエネルギーをもらったりする事も、少しずつ必要になってくる頃だろう。まだまだ余震はおさまらないけれど、外に出ようじゃないか。春の風が吹いているから。